365日のアロマ 2018/08/24
ラベンダーの香りの違い(2)
My basicのアロマの話。
気まぐれに書いていますが。
今日は前回の真正ラベンダーとは違うラベンダーのこと。
スパイクラベンダーSpike Lavender
学名:Lavandula latifolia、Lavandula spica
主な成分:リナロール、1,8-シネオール、カンファー、α-テルピネオールなど
この前書いた、いわゆるラベンダー(真正ラベンダー、イングリッシュラベンダー)と言えば、リラックス作用が有名。
アロマ=ラベンダー、と思っている方も多いですね。
それは、「酢酸リナリル」という成分に
神経系鎮静作用が期待できるところからそう言われます。
ところが。
スパイクラベンダーには、
この酢酸リナリルが含まれていません。
つまり真正ラベンダーとはかなり異なる性質なの。
共通する成分は、リナロール(アルコール類)。
約40~50%含まれています。
この他に、特徴的な成分として、
シネオール20~30%
カンファー10~20%
ほど含んでいます。
これは何かというと、スッとした樟脳のような香り。
甘さがほとんどなく、スッキリ爽やか。
男性の香水に使われることも多く、
男のラベンダー、とも言われます。
カッコいいラベンダー。
そんなイメージ。
ちなみに、真正ラベンダーには、
シネオールやカンファーは含まれません。
この他に、ラバンジンというラベンダーがあります。
ラバンジンは真正ラベンダーとスパイクラベンダーの交配種。
スパイクラベンダーとラバンジンのエッセンシャルオイルは香りが似ています。
ぜひ嗅ぎ比べてみてね。
(私のアトリエにもあります)
今日は資料作り。
集中したいので、サラリと流れるスッキリ目の前が明るくなる香りで。
grapefruit
rosemary1.8cineol
spikelavender
皆様もステキな金曜日を。
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